ONE KILNではこれまで、型を使いながら、使いやすさと個性が共存する器をつくってきました。同じ形から生まれても、土や釉薬、焼成によって少しずつ異なる表情を持つ器です。
しかし、この穴窯のシリーズでは、その変化は私たちの想像を大きく超えていきます。
鹿児島県南さつま市の山中にある山仁田窯で、解体された古民家の梁や廃材を薪にして、三日三晩火を絶やさず焼き続けます。

燃えた木の

灰が高温で溶け、自然の釉薬となって器に降り積もります。さらに窯の中の位置や火の流れによって、器は少しずつ変化していきます。
厚く灰をまとったもの。 ガラス質の自然釉が現れたもの。 大きく歪み、炎の力を感じるもの。
焼き上がるまで、その姿は誰にもわかりません。
穴窯の中では、火と灰がそれぞれの器に異なる時間を与え、異なる表情へと導いていきます。



最近、私は作り手がすべてをコントロールしたものよりも、自分の想像を超えたところで生まれるものに強く惹かれています。
穴窯はまさにそうした場所です。
人が形をつくり、火と灰がその先を決める。
だからこそ、このシリーズには一点ごとに価格の違いがあります。同じアイテムであっても、窯の中で生まれた景色や変化をそれぞれの個性として考えています。
これまでの使いやすい形や軽さはそのままに、火と灰による自然の痕跡をまとった器。
私たちは、「型から生まれる一点もの」という表現の可能性を探っています。
火、灰、土、そして時間。
自然と人の手が共につくり上げた器を、ぜひ手に取ってご覧ください。

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会期:6月13日(土)〜6月21日(日)
会場:東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 3F HIBIYA CENTRAL MARKET
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